kabu.com APIとVR/ARの技術連携による投資情報ツールをCEATECに出展
~VR/ARテクノロジーで新しい投資スタイルの提案と、kabu.com APIで多様な協業モデルを実現~

2018年10月15日 [お知らせ]

カブドットコム証券株式会社は、2018年10月16日(火)~19日(金)、幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催されるアジア最大級の規模を誇るIT技術とエレクトロニクスの国際展示会「CEATEC JAPAN 2018」に、kabu.com APIとVR/ARテクノロジーの連携で実現した、新しい投資スタイルのコンセプトモデルとして「VR-Station」と「AR kabu-camera」を出展いたします。金融機関関係者のみならず、多くの一般来場者に当社の最新の取り組みに触れていただく機会として、CEATEC「IoTタウン」の三菱UFJフィナンシャル・グループのブースにてご案内してまいります。

当社は、今後も異業種間でのシナジーを追求したサービス開発をスピーディに実現するkabu.com APIを活用し、KDDI株式会社をはじめとする様々なパートナー企業との連携によるオープンイノベーションの推進により、金融サービスの高度化を実現してまいります。

「VR-Station」について

「VR-Station」は、kabu.com APIとVR技術の連携でスピーディな開発が実現した、仮想空間上に繰り広げられるトレーディングルームです。株価情報やチャート、板、ニュース等、株式の取引に必要な情報画面を、仮想空間と拡張空間を活用することで、限られたスペースでも物理的な制約に縛られずに表示でき、かつリアルタイムで更新いたします。

このたびの展示では、銘柄選定から発注を含めたウォークスルーを行い、ご来場のお客さまよりご意見等お伺いすることで、より利便性の高い取引ツールとするべく開発を進めて参ります。

「AR kabu-camera」について

「AR kabu-camera」は、商品のパッケージをスキャンし、その商品メーカーの株価情報や株主優待情報などをARで直感的に分かりやすいビジュアルで表示します。日常生活の中で気になった商品から、すぐにWeb上の企業の株価情報やWeb取引に遷移し、興味をもった商品からシームレスな株式取引を可能にします。

当該コンセプトモデルは、KDDI株式会社が運営する「KDDI IoTクラウド API Market」に画像解析のAPIを接続予定のリコノミカル株式会社と、kabu.com APIを連携することでお客さまの新しい株取引体験の実現を目指します。

金融サービスのオープンイノベーションの推進基盤としてのkabu.com API

当社は、世界的な金融サービスの構造変化・Fintechの進展の流れに先駆け、2012年から株式・先物・オプション取引に対応したAPI(Application Programming Interface)環境としてkabu.com APIを提供しております。kabu.com APIは、発注、注文照会、残高照会、リアルタイム時価情報など、従来は証券会社ツールを介さなければ得られなかった情報をAPIとして提供することにより、リリース以降、プロップファーム、投資助言事業者、取引ツール開発業者、ロボアドバイザー運営業者、ゲーム開発業者まで様々な業態の事業者様に活用いただいております。

2018年8月7日よりAPIの基盤をクラウド上に刷新し、新しいAPI基盤ではOAuth2.0認証方式によるセキュリティ強化を実現しました。また、有力サードパーティ事業者に開発段階より参画いただくことで、ユーザーニーズの洗い出しと、より活用しやすいAPIとなるべく改良を行い、AWS上にスケーラブルなシステム基盤の構築をいたしました。

kabu.com API活用による証券システムにおけるバリューチェーンのアンバンドリング化により、サードパーティは証券基幹システムに属する部分(複雑な金融法令諸規則に基づく顧客プロパティ管理、勘定系の余力計算、銘柄管理、情報配信基盤、有価証券と金銭の受渡処理等)は当社の基盤を利用しつつ、UX(ユーザーエクスペリエンス)やサービスアイデア等のフロントレイヤー部分にリソースを集中することが出来るため、高度な金融サービスをスピーディに開発・提供していくことが可能となります。

自社システムのAPI開放は、特に、金融サービスの利用者ニーズが多様化する中、伝統的な金融機関が知見を持たない新しい技術領域であるAI(人工知能)、自然言語処理、ディープラーニング、ブロックチェーン、画像解析等様々な先端技術に強みを持つFintechスタートアップ等とのスピーディな提携・事業化の必要性に応えてゆきます。

今後は、kabu.com APIのさらなる活用で資産運用サービス全体の高付加価値化と、次世代の金融システムを創造して参ります。

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