長期保有の株主なら、優待内容が有利になる企業もある

株主優待は、自社の株主としてつなぎとめることや、優待を通して商品やサービスの固定客になってもらうことが大きな目的といわれます。さらに、「株式を長く持っている人」には、株主優待の内容をより有利にするという企業が増えているようです。優待内容のグレードアップによって株を手放す人が減れば、株主の確保にもなり、株価の安定にもつながるでしょう。

具体的にみると、ある企業では株式の保有期間が3年未満は金券1,000円、3年以上は金券3,000円、と優待内容が3倍に。また、同じく3年以上の保有で、カタログギフトの内容が2倍にアップする優待もあります。

長期保有で優待がアップする企業の一例

長期保有に向いている企業はどう探す?

このように、株式を長期保有する人ほど得することもある株主優待。せっかくですから、株主として長くお付き合いしたいですね。そんな企業を次のような点に注目して探してみてください。

・将来性が期待できる企業

過去の業績が安定していることも大切ですが、長期保有するなら今後の業績にも注目しましょう。他社が真似できない商品があるなど「強み」を持っていること、将来も需要が衰えないなど売上が伸びる余地のあることは、企業の将来性を見極めるポイントです。

・景気に左右されにくい企業

生活に密着したモノを提供する企業の株価は、景気に左右されにくい傾向にあります。例えば、食品や医薬品などは、景気が悪いからといって買わないというものではありません。こういった企業なら、比較的株価の値動きが小さく、長期保有でも安心です。

・安定配当を出している企業

毎年のように安定した配当を出している企業の株式は、株式市場が全体的に下落した局面でも株価が下がりづらく、長期保有向きです。配当の良い株式は、株価が下がると買う人が増えるため、下げ幅が広がりにくいというのがその理由です。

長期保有していると、経済情勢の変化で株価の値動きが気になるときがあるかもしれません。とはいえ、一般的に株主優待を行う企業の株式は、優待品や利回り(配当+優待)を期待して買う人が多く、比較的株価は下がりにくいといえます。

短期的な値動きに翻弄されずに、長期的な視点で投資する心構えを持ち、同時に株主優待がグレードアップする企業を探してみてはいかがでしょうか。

※この記事は2019年8月時点の内容です。実際の株主優待の詳細や最新情報は、各社ホームページでご確認ください。

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