カブ姉

優待クロスで株主優待を賢く取得するためには「一般信用取引」で売建てを行うのがポイントです。ここでは優待クロスの肝となる「一般信用取引」と「逆日歩」について理解しましょう。

「制度信用取引」でも売建てできる銘柄がありますが、制度信用の場合「逆日歩」という思わぬコストが必要となります。場合によっては逆日歩のコストだけで数千円~数万円の負担となる可能性がありますので注意が必要です。逆日歩コストの負担で株主優待のメリットが吹き飛んでしまっては本末転倒です。

信用取引には2つ種類がある
信用取引には2つ種類がある
カブ姉

「逆日歩」っていうのは、制度信用取引で、売り手が買い手に支払う追加コストのことよ。

信用取引で株を売り建て(空売り)するためには、取引所や証券会社から株を借りるから「貸株料」がかかるわよね。特に、人気の株主優待を発行している企業の場合、権利付最終日に向けて優待クロスしたい人が増えてくるから、取引所や証券会社は、お客さまに株を貸したくても株式の調達が難しくなることが多いの。制度信用の場合は、株の調達が難しくなると取引所が機関投資家などから株式を借りてくるから、追加でコストがかかるのよ。これを「逆日歩」って言うの。
一般信用の売り建てで追加コストがかからないのは、もともと貸株料を制度信用より高めに設定していることと、なにより企業努力によることよ!お客さまに喜んでもらうため!
auカブコム証券は一般信用で売り建てできる銘柄数が主要ネット証券会社最多なのよ!
お客さまに喜んでもらうために頑張ってるのよ!!!
※2019年11月15日時点

コムコム

へぇ~そうなの。
逆日歩ってどのくらいかかるもんなの?

カブ姉

逆日歩は「1株あたり1日につき○銭」というふうにかかるのよ。

100株単元の銘柄に1株50銭の逆日歩がついた場合、売建てている投資家は100株で1日につき50円の逆日歩を支払うことになるわね。
ただね、逆日歩がいくら必要か実際に分かるのは取引を行った翌営業日なのよ。制度信用で売建てた場合、逆日歩がいくらかかるのか分からない状態で取引を行うことになるの。
逆日歩は市場の状況次第で高額になる場合もあるから、株主優待のメリット以上の負担となる可能性があるの。注意が必要ね!

コムコム

へぇ~そっかぁ。
だから優待クロスでは、逆日歩がかからない一般信用で取引をするんだね!

※信用新規売りと現物買いを同時に行う場合(いわゆるクロス取引)には、以下の点にご注意ください。
・寄付までにご発注ください。(ザラバや引けでのご注文は、直前値から株価が変動する可能性があり、不公正取引に該当する場合がございます。)
・「同一株数」「同一執行条件(又は同じ効果となる指値)」でご発注ください。
(株数が不均衡となったり、異なる執行条件にてご発注いただいた場合には、直前値から株価が変動する可能性があり、不公正取引に該当する場合がございます。)
・日頃の出来高と比較して過大な数量のクロス取引はお控えください。その他、市場の価格形成に影響を及ぼす可能性が高いと判断される取引については、当社より売買動機等について確認させていただく場合がございます。

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