まずはおとなしくスワップポイントねらいも

FX(外国為替証拠金取引)は、日本円や米ドルなど異なる通貨を売買し、その為替差益を得る投資法です。外貨預金とは異なり、元手(証拠金)の数倍の金額を取引できるレバレッジという仕組みが特徴です。例えば10万円の元手でその10倍となる100万円の取引ができます。また、米ドルを持っていなくても米ドルを売ったり、米ドルでユーロを買ったりするなど、様々な形の取引が可能です。

レバレッジにより元手以上の取引ができるため、おのずとハイリスクになることから、FX初心者がいきなり高いレバレッジで取引するのは控えた方がよいでしょう。FX初心者におすすめする投資法は、低いレバレッジ(1倍から3倍程度)でスワップポイントを貯めるという方法です。スワップポイントとは2つの通貨の金利差で、金利の安い通貨を売って、金利の高い通貨を買えば、その金利差に相当する金額としてスワップポイントを受け取れます。
高金利通貨を買いスワップポイントを貯めながら、もし買ったレートより円安になったら、それまで貯めたスワップポイントと為替差益の両方の利益を得られるというわけです。

FXを使った長期投資で得られる利益

スワップポイントを貯めるときの注意点

例えば、1日の1取引当たりのスワップポイントを50円とし、この金額がずっと変わらなかったとすれば、365日でスワップポイントは18,250円になります。レバレッジを利かせればさらに金額が増えることになります。

ただし、スワップポイントを貯めるときには注意点もあります。

スワップポイントを貯めている間には、当然、買ったレートより円高になることもあります。レバレッジが利いているほど含み損が増えて預けた資金に余裕がなくなり、取引中止となる可能性もあります。スワップポイントを貯めるためには投資期間は長く考えたいので、できるだけレバレッジは低く設定し、元手を多く準備した方が初心者流だといえます。

また、スワップポイントは日々変動しますので、思っていたよりも少なくなる可能性があります。さらに、取引している通貨の金利差が逆転したら自分がスワップポイントを支払わなければなりません。そうした状況の変化に気付き、対応できるように為替や世の中の動き・ニュースにはアンテナを立てておくことが大切になります。

投資はあくまでも自己責任ということを忘れずに、ご自身の無理のない範囲でスワップポイントを貯めてみてはいかがでしょうか。

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