「好き」で選ぶ

数ある投資信託の中から、投資するものを選ぶには、株式か債券かなど投資対象から選んだり、日本か海外かという投資エリアで選んだりなどさまざまな視点があります。
「自分のタイプにあったもの」というのも選び方の一つです。
そこで、4つのタイプにあった投資信託をご紹介します。

■興味・関心のある分野がいい

投資においては、自分が興味をもてる、応援したい、という分野や企業を選ぶことも大切なポイントです。
興味がある好きな分野や企業であれば、チェックすることも苦になりません。
例えば、化粧品や体の内側からのアンチエイジングに興味があるのなら、ビューティー関連企業に投資する投資信託を、AIのますますの発展に注目したいのならAI関連企業に投資する投資信託など、テーマから選ぶこともできます。

■合理性とわかりやすさがいい

投資信託は幅広く分散投資できることが特徴ですが、インデックス型を選ぶことで、さらに幅広く投資することができる効果があります。
例えば、日経225に連動したものならば、実質的に一部上場の225銘柄に分散投資している効果を得られます。
インデックス型は値動きがわかりやすく、運用コストも低く抑えられているので、投資初心者の方や合理的に運用したいという方にも向いています。

攻めと守りで選ぶ

■積極的に攻めたいと考えるのなら

インデックス型と同様に、指標(インデックス)の動きと連動するものの、その動きの2倍の値動きにする、など一定の倍率をかけたレバレッジ型と呼ばれるものがあります。
また、通常は相場が上がれば利益を出しやすいのですが、相場が下がったときでも利益を出すことができるインバース型というものもあります。
一方で、リスクがその分大きくなることに注意が必要ですが、投資するのなら攻めたいと考える場合には活用できるファンドです。

■攻守のバランスが大切と考えるのなら

株式と債券、国内と海外を網羅できるのが、バランス型の投資信託です。
基本的には株式と債券は相反する動きをするので、リスクを抑えながらの運用にはバランス型が向いています。
また、中心的な部分は債券やバランス型などリスクが小さいもので運用し、その他の部分でリスクは高めながら高収益を目指すものを加えることで、自分自身で攻めと守りのバランスを作るという方法(コア・サテライト戦略)もあります。

<コア・サテライト戦略のイメージ>

インデックス型など一般に初心者向けと言われるような投資信託から選ぶのも一つですが、ご自身の価値観や考え方に近いものから選ぶと、より興味を持って投資に向き合うことができるでしょう。

高田晶子

執筆者:高田晶子


大学卒業後、信託銀行に就職、人事部配属。宅地建物取引主任者の資格を取得し、念願叶い不動産部で働くも、お客様と銀行のハザマで苦悩する。「この人、この不動産買っても大丈夫だろうか」と思っても言えなかった罪悪感がその後私をFPへ導いてくれたのかも。信託銀行退職後、イベント会社、不動産コンサルティング会社を経て、1996年、ファイナンシャルプランナーとして独立。2010年まで女性3人で活動、年間300件の相談業務を行う。2010年より金融デザイン株式会社(旧株式会社マネーライフナビ)の取締役。長年、個人のお客様の声を直接聞いてきたからこそ作れるコンテンツ作成を主に、失敗しないためのお金の知恵を学ぶ「お金の知恵アカデミー」を展開中。

<資格>
● 1級ファイナンシャルプラニング技能士
● 宅地建物取引士

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ご注意事項

【レバレッジをかけることを運用方針としている投資信託】
レバレッジ型ファンドは、対象となる指数・相場の値動きに対し、2倍もしくはそれ以上の値動きとなるよう運用される商品が多い投資信託です。お取引に際しては、以下にご注意ください。
・対象となる指数に対して一定倍率での投資効果を目指して運用されるため、対象となる指数が下落した場合、当該指数に比べて大きな損失が生じる可能性があります。
・当該投資信託がブル・ベア型である場合は、ベア型については、対象となる指数に対して一定倍率反対となる投資効果を目指して運用されるため、対象となる指数が上昇した場合に、当該指数に比べて大きな損失が生じる可能性があります。

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