お得感のある株主優待銘柄の見つけ方

企業から贈り物が定期的に届く、人気の株主優待制度。優待品には自社商品の詰め合わせや割引券、金券、優待ポイントなど種類も豊富で、数ある中から選ぶのも楽しみの一つです。

また、優待品があり、かつ配当利回りが高い企業への投資は、さらにお得感をアップさせます。配当金は、企業の利益の中から株主に支払われるものです。株式投資を続けながら収入が得られるため、優待品と合わせて受け取ることで、投資効率を高めることができます。

ただし、企業の業績が悪化すれば、優待品や配当金は見直しの対象になることもあるため、業績や財務力、収益力のチェックは必須です。

そんな銘柄をチェックする際に用いるのが、銘柄スクリーニングです。
企業の内容を測る指標をいくつか組み合わせて、条件に合った銘柄を選定する機能を備えたものです。オンライン証券や四季報オンラインで利用できます。

総合評価で選ぶ……優待銘柄でこんな暮らしも

企業の業績や財務面の安全性、収益性をチェックして銘柄を選んだ投資家Aさんの優待品生活をのぞいてみましょう。

「健康に関心があるAさんは、北の達人コーポレーション(2930)からもらったオリゴ糖で体調を整え、爽快な一日をスタート。
気になる肩こりも、アトラ(6029)の『ほねつぎHOT』で和らげ、今日は得意の日曜大工で家のメンテナンス。MonotaRO(3064)の優待品カタログでは、工具を選ぶのが楽しみです。
企業の収益のもとは、自分の足元に転がっているもの。世の中の人が何に関心があるのかを観察することが大切です。うってつけは、家電量販店。
消費トレンドを感じるため、ビックカメラ(3048)へ立ち寄ったついでに優待カードで電球を購入して帰宅。夕飯は、冷凍庫にボリュームたっぷりなジャパンミート(3539)の優待品があるので、肉料理で一日を締めくくります。」

優待銘柄の中には、株式の保有期間が長期になるほど優待品がグレードアップされるものもあります。このように、優待品を楽しみながらお金を育てる株式投資であれば、長続きするかもしれませんね。

投資家Aさんの優待銘柄
(四季報オンライン予想)

■年間優待品は保有株式100株当たりです。

■適合性、有用性、正確性、完全性を保証するものではなく、あくまで考え方を参考にしていただくことを目的としたもので、投資勧誘を意図するものではありません。

■安全性(自己資本比率)40%以上、収益性(自己資本利益率)10%以上を目安に選定しています。

■権利確定月:株主優待の権利を取得する月。権利確定日の2営業日前(権利付最終売買日)の時点で、株式を保有していると優待や配当金を取得できます。

※この記事は2019年8月時点の内容です。実際の株主優待の詳細や最新情報は、各社ホームページでご確認ください。

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