投信レポート

投信レポート Vol.2 テクロノジーがもたらす未来の医療分野への投資

2019年2月8日

1月の世界の株式市場は、昨年12月の下落相場から一転し、反発局面を迎えているが、今後の見通しとしては、米中貿易摩擦問題や英国の欧州連合(EU)離脱問題の不透明感などから、変動性の高い相場展開が続くという見方が依然として強い。このような変動性が高い相場で、考えたい投資方法とは何か。
それは、①右肩上がりのトレンドに乗る成長シナリオが描けるか、②企業業績等が裏付けとなり下落局面で打ち返せる爆発力・スピード感があるか、といった点に着目した投資であると考える。 そのような環境下で、今回はバイオ医薬・医療分野に注目してみたい。

まず、根幹となるバイオ医薬・医療分野の成長シナリオについて確認してみよう。世界的な高齢化による医療支出は急速に拡大傾向にあり、新興国の経済成長も背景に、今後も高い成長が期待できると予想される。

世界的な高齢人口の増加

そして、これらに加え、近年は最新テクノロジーとの融合により、バイオ医薬、医療の現場で劇的な技術革新が起こっている。AIやビッグデータ等を活用することで、従来の技術を大きく上回るスピードや精度で研究・開発が可能になり、コストダウンも進んでいる。

遺伝子解析の革新

では企業の株価の動きはどうか。同分野を代表する株価指数の推移を見てみると、2018年後半は軟調に推移したものの、これまで右肩上がりのトレンドで推移している。過去2012年~2014年後半の世界的な景気拡大局面においては、特に上昇イメージの強いIT株を上回る上昇を経験している。

遺伝子解析の革新

一方で、同分野の企業の株式は変動性も大きいことから、個別に投資するリスクは高い。そこで、複数に分散投資をすることで、幅広く網を張りリターンの源泉をカバーし、リスクを軽減させる効果が重要であると考える。

人類の永遠のテーマである「いのち」にフォーカスをあて、テクノロジーの進化に伴う、バイオ医薬の劇的な変化による株価の上昇を目指す投資信託を一度、ご検討されてみてはいかがでしょうか。

なお、以下にあげるバイオ医薬・医療分野を投資対象とする投信は、それぞれファンドの特色が異なる点にも留意したい。

当社取扱いバイオ医薬・医療分野を投資対象とする投信(純資産総額上位5ファンド)

 
  ファンド名 運用会社 純資産総額(億円)
(2018年12月末)
販売手数料
1 フューチャー・バイオテック 三井住友アセットマネジメント 1,547 1.08%
2 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド
(愛称:健次)
三菱UFJ国際投信 1,441 ノーロード
3 JPMグローバル医療関連株式ファンド JPモルガン・アセット 530 3.24%
4 ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)
為替ヘッジなしコース
ピクテ投信投資顧問 426 ノーロード
5 グローバル・ヘルスケア&バイオ・オープン
Bコース(為替ヘッジなし)(愛称:健太)
三菱UFJ国際投信 77 ノーロード

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