今から1000万円を準備するために、今日からはじめる資産運用のイメージ画像

2019年7月24日

当社コラム「老後2000万円問題をカブコムが考えてみた」でも取り上げている老後の2000万円問題が多くのメディア等で話題になっている。他人事ではないものの、どのような資産運用で実現できるのか見当がつかない方向けに、老後資産1000万円*を目標とした積立投資のポイントを紹介する。
※1人当たり1000万円換算

毎月いくら必要になるのか(利回り無しの場合)

今から1000万円を準備するために、まずは、毎月いくら積み立てる必要があるのかを確認する。例えば、現在30歳の人は、65歳時点で1000万円を目標とした場合、利回り0%のタンス預金では毎月約2.4万円積み立てる必要がある。また、年齢、目標金額が増すごとに、毎月の必要積立額も増えていく。

65歳退職時に1000万円を貯めるために必要な毎月の積立額①のイメージ画像

毎月いくら必要になるのか(利回り有りの場合)

同じ期間でも“利回り”をプラスして考えることで毎月の負担額を減らすことが出来る。例えば、現在30歳の人は、利回り0%だと毎月2.4万円必要だったのが、3%の利回りで運用できたと仮定した場合、毎月の負担額は1.3万円にまで減少する。利回りが大きくなるほど、毎月の負担額を減らすことができる。しかし、このように比較的高い“利回り”を預貯金に期待するのは難しい。
預貯金をベースとする現状を打破するには、投資の世界に踏み込むことが一つの解決策となる。

65歳退職時に1000万円を貯めるために必要な毎月の積立額②のイメージ画像

投資初心者にもオススメな積立投資

「積立投資」とは、定期的に同じ金額を投資していく方法である。積立投資ならまとまったお金が無くても可能で、定期的に一定額を自動で投資するため、投資タイミングに悩む必要もない。

積立投資に関する3つのポイント

例えば、運用利回り年率3%の条件の下、65歳で1000万円を目指す場合のイメージ画像

どんな商品に投資したらよいのか?

積立投資の特徴を抑えたうえで、投資対象の商品を考えてみる。

【ポイント:経済の成長≒株価の成長!】

世界経済は人口増加等を背景に持続的な成長をしており、世界経済の成長とともに株価も推移してきている。長い目でみると株式は世界の成長を捉える資産といえる。

だからこそ、大切なお金を長期でしっかりと殖やそうと思った場合、株式がポイントのひとつになると考えられる。

例えば、世界の株式へ投資をすることで、世界経済の成長による恩恵を享受できると考えられる。

但し、注意しないといけないのは、株式投資にはリスクが伴う。預貯金のように元本保証があるわけではない。世界の株式指数は、過去20年間において、途中大きく下落する局面もあったが、長い目で見れば経済の成長とともに株価も上昇してきている。だからこそ、株式投資においては途中でやめてしまわないことが大切になるのである。

世界の名目GDPと株価の推移のイメージ画像

過去20年の全世界株式指数の推移と過去20年の先進国株式指数の推移のイメージ画像

積立投資するならつみたてNISAがオススメ!

積立投資をするならつみたてNISAの利用がオススメである。
通常の課税口座で投資信託を売却し、値上がり益が出た場合には、通常20.315%の税金がかかる。しかし、つみたてNISAを使えば、非課税(ゼロ)になる。
また、対象商品も購入時手数料がゼロかつ低水準のコストの商品に限定されているため、投資がはじめての方にもおススメな制度になっている。

つみたてNISAとは?のイメージ画像

(ご参考)すでにつみたてNISAで資産形成をはじめている先輩の声をご紹介!

つみたてNISAをしている人に聞きました。

すでにつみたてNISAで資産形成をはじめている先輩の声をご紹介!のイメージ写真



【6月NISA口座における積立投信買付金額・上位10ファンド内投資対象 株式】

  ファンド名 運用会社 トータルリターン(1年) 純資産総額(億円) 販売手数料
1 eMAXIS Slim先進国株式インデックス 三菱UFJ国際投信 4.77% 510 ノーロード
2 ニッセイ 外国株式インデックスファンド ニッセイアセットマネジメント 4.74% 1,283 ノーロード
3 eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 三菱UFJ国際投信 4.21% 70 ノーロード
4 世界経済インデックスファンド 三井住友トラスト・アセットマネジメント 2.72% 625 ノーロード
5 eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 三菱UFJ国際投信 15.04%(6ヵ月) 237 ノーロード

ご注意事項

【ご注意事項(投資信託について)】